【レビュー】夜明けの唄1【BLコミック】【ネタバレあり】
どうもBL沼にハマっている主婦です。
今日はユノイチカ先生の「夜明けの唄1」についてレビューします。
攻めは治癒の力を持つ大型ワンコ系年下×受けは綺麗系年上の短命な戦巫女です。
コミック表紙左の黒髪の三つ編みが攻めで右の白髪が受けです。
これまでファンタジーBLというものに馴染みがなかったのですが、単話売りで発売されている時からたびたび上位にランクインしていたので試し読みしてみたところがっつり心を掴まれ、単行本(電子)発売日に即購入いたしました。
この作者さん、これが商業コミックス初のようですが、処女作でこの作り込まれた設定と画力は今後大化けすると確信しました。
全体のレビュー数も多いですし、評価もかなり高いので、ファンタジーBL興味ない人もハマると思います。
内容は、黒い海の魔物から島を守るために巫女のエルヴァが岬の小屋で孤独な生活を送っていたのですが、そこに10歳の三つ編みの少年・アルトがお供え物を届けに小屋を訪れるところから話が始まります。
白い髪、黒い手足をした異様な存在の覡(かんなぎ)・エルヴァに街の人々は気味悪がって近づこうとしませんが、アルトは孤独な中必死に島を守っている覡の姿に心を打たれ、一生お仕えすることを誓います。
また覡は黒い海から出てくる魔物を倒すために夜通し剣を振り続けるのですが、魔物との戦闘のせいで次第に手足は黒くなり、覡に就任すると大体5年くらいで亡くなってしまう残酷な運命を背負っています。
黒くなった手足のせいで成長が阻害される中、アルトの治癒の力のおかげで25歳くらいまで生き続け、見た目は16、17歳くらいに成長します。
一方、18歳になったアルトはかなり大きく成長し、エルヴァ様への恋心も自覚し、エルヴァ様を覡から解放するために奔走します。
BL要素がメインではあるのですが、黒い海の魔物の謎や、なぜアルトは覡様を治癒できるのか、アルトに魔物は襲わないのかなど伏線も多いので、ファンタジーとしても引き込まれます。
1巻では二人の関係はそんなに進展しませんが、何と言っても絵が綺麗でエルヴァ様が美しい!
デフォルメされたエルヴァ様も可愛くて、見逃すページはどこにもありません。
2巻目以降からぐっとお話が展開すると思うので、今からめちゃくちゃ楽しみです!
次の発売は今冬とのことで、引き続き続刊を待ちたいと思います。
良質なBL作品に出会えるとほんと生きててよかったと思えます。笑
それではまた。